20210920
【ディズニー魔法の会計】
夏休み期間にディズニー魔法の会計という本を読んだ。オリエンタルランドの経営について知ることができ面白かった。
前回のブログでも書いたように私はディズニーが好きだ。この本を読んでディズニーの現実を知ってしまったようで少し落ち込んだが、経営戦略がなければディズニーは夢の国になることは出来なかったと思う。提携ホテル、株、スポンサーなど様々な面から経営について書かれていたが個人的に立地、顧客の内容が面白かった。
まずディズニーリゾートの強みとして立地が挙げられていた。
①1日では回り切れない広大な敷地
敷地が広大だと多くのアトラクションを造ることができる。現在のディズニーランドのアトラクション数は39、ディズニーシーは29である。待ち時間などを考えると1日ですべてを体験しきるのは困難なためユーザーは何度も足を運ぶことになるだろう。
②50キロ圏内に3000万人という巨大なマーケット
③東京駅から電車で15分という便利なアクセス
ユニバーサルスタジオジャパンやサンリオピューロランド、ハウステンボスなども例に挙げられていたが比較してみると敷地、マーケット、アクセスの3つを兼ね備えていることは大きな強みであることが分かった。
次にメインターゲットについてである。私はファミリー層がメインターゲットだと思っていたが、来園者比率を見てみると18~39歳の女性が最も多い。
今までは何とも思っていなかったがよく考えてみるとお土産品や、カチューシャなどもかわいらしい女性向けのものが多いように感じる。SNSが普及したこともあり「映え」目的にディズニーに行く女性も多いのだろうと納得した。
顧客の求めているものを知り、考え、提供することは簡単ではない。ディズニーに行った時に夢や魔法を感じるのはオリエンタルランドの企業努力があるからだと思った。